
“モテから降りる”と人生はグンと楽になる
“自然体”のほうがむしろモテる
モテを追求するのは疲れる
男が人生をラクに生きるための考え方のひとつが「モテから降りる」である。
「モテを諦める」と似たようなニュアンスではあるが、「諦める」というと、
どこか悲愴感が漂ってしまう。
その点「降りる」という言葉は、ビジネスにおいて普通に使われるものであり、
積極的に判断・決断をした結果、撤退するという前向きさがあるように思う。
たとえば、工事受注の見積もり勝負をしている際、
競合があきらかに「そんな額で受けたら疲弊するだけなのに」
という激安金額を提示してくることがつかめたとする。
その場合、「諦める」ではなく「降りる」という言葉を使うことだろう。それと同じだ。
モテから降りればやらないでいいことが増えて、人生はラクになる。
たしかに、男の生きるモチベーションは「モテ」にある。
そのために男は仕事を頑張り、よい格好をし、自らを高める。
しかし、そうすることに疲れて果ててしまった方も案外多いのではなかろうか。
私はそうだ。
人生は、つまらない勝負や意地の張り合いから距離を置き、
いかに競争しないで生きていくかを心がけていくだけで、格段にラクになる。
その第一段階として「モテから降りる」の実践は悪くない。
さて、私は大学時代(1993~1997)からモテたくて仕方がなかった。
しかし、学校の男女比は7:1であり、あまりにも女が少なすぎた。
他大の女性と付き合うにしても、東京・多摩地区から出るのが面倒くさすぎた。
結局は慣れ親しんだエリアから出ることもなく、
地元の安飲み屋で、男だけで管を巻いてばかりだった。
そういえば、大学の4年間で合コンをしたことは1回しかない。
モテたい一心で、いろいろやった
そんな、モテとは無縁の大学時代を経て広告代理店に入ったのだが、
同期が入社早々、頻繁に合コンをしたり、
「あの女はよかったぜ」などと武勇伝を語ったりしているなか、私は一切モテないまま。
そこで、モテたい一心から、派手なYシャツを着たり、
頭をジェルでガチガチに固めたり、
メガネを毎週のように購入して毎日違うメガネをかけたりなど、
「社会人デビュー」を目指すべく身なりや持ち物に気をつかい始めた。
髪の毛を切るにしても、それまでは友人に大学の研究室で切ってもらっていたのだが、
きちんと美容院に行くようになった。
筋肉のあるほうがモテると思い、マメに筋トレもしていた。
さらには、「Hanako」や「東京ウォーカー」などの雑誌を購入し、
来たるデートの日に備えてレストランの研究などもしていたのだ。
自宅マンションも人気の街・恵比寿にすることにした。
まさに「東京カレンダー」に出てくる引っ越しマニアの「綾」のような24歳男である。
自分にとって居心地の良いことだけを追求
だが、入社2年目を迎えた私は、相変わらずモテないままだった。
夏になるころには会社もイヤになり、
アメリカに住む両親のもとを訪れ「会社を辞めたい」と伝えた。
「それは早すぎる、もう少し待て」と諭され、会社に残ることにしたのだが、
やはり辞めたい気持ちは変わらない。
そんななか参加したのが、ANA(全日空)のCAとの合コンである。
その合コンでカナさん(仮名)という岡江久美子似の美女と会った。
ノリのよい、いかにも広告代理店風の合コンだったが、私だけはキョトンとし、
発言もどこかダサかった。
「趣味はスーパーで買い物することです」などと言ったような記憶がある。
その後、カナさんと2人で会うことになったのだが、
彼女は「あなたは広告代理店っぽくないオタクみたいな感じで、騒がしくないから、あのとき気になったの」と言った。
このときにわかった。
別に高いスーツ、チャラい会話、派手なシャツなんてものは、
女性から少しでも興味を持ってもらうためには不要だということが。
結局、モテようと頑張ってもその努力は空回りすることのほうが多い。
だったら無理をする必要はない。
そこから私は、世間でまことしやかに語られている
「モテる格好」「モテるヘアスタイル」「モテる持ち物」「モテる店」
などを意識することをやめた。
自分にとって居心地のよいことだけをする、と決めたのである。
意外な理由で突然モテることもある
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